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妖精書

妖精書

五大妖精学者と称される学者たちによって著された、「妖精学の全て」とも言うべき書物。元となる『正本』は『原本』『青の妖精書』『赤の妖精書』『白の妖精書』『黒の妖精書』で構成され、これを〝博学士〟として知られる妖精学者アラン・バックが編集したものが『定本』と呼ばれている。散逸している『黒の妖精書』の写本の捜索、摘発は、ドロテアに課された任務の一つであり、偽書も含めて捜査の対象となる。

妖精書【原本】

『妖精書』の『正本』を構成する一編。「妖精の生態」について記されている。著者はヘル・S・ベルウッド。妖精学の基礎であり、在野の妖精学者も閲覧できる。ベルウッドとのその弟子たちが調査と分析から得た知見によって、妖精全般を解説しようとした試みの成果が、この『原本』である。

青の妖精書

『妖精書』の『正本』を構成する一編。「妖精成体の標本研究」について記されている。著者はジェイ・B・マーサー。現在妖精省が保管、管理している。

赤の妖精書

『妖精書』の『正本』を構成する一編。「妖精の組成と構造」について記されている。著者はチモシー・コナー。現在妖精省が保管、管理している。

白の妖精書

『妖精書』の『正本』を構成する一編。「妖精の歴史」について記されている。著者はコレン・ソー。在野の妖精学者も閲覧可能。

黒の妖精書

『妖精書』の『正本』を構成する一編。「妖精憑き」と題されている。九つの章に分かれており、「黒の一」~「黒の九」まである。著者はクルーチャ・アルバストラ。一部は妖精省が管理しているが、半分以上が未だ行方不明。妖精省内で解読が進められているものの、その全貌は明らかになっていない。