Fairy gone フェアリーゴーン

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地名

【大陸】

東部の「イースタルド」、中部の「ミッドエンド」、西部の「ウェスタルド」で成り立っている。イースタルドとウェスタルドを隔てているミッドエンドは岩と砂ばかりの土地で、動物はおろか植物すらほとんど確認されておらず、人を寄せつけない。そのため、イースタルドとウエスタルドの間の交易は船によって行われている。

【統一国家】

ゼスキア

帝室にして、国号。かつてゼスキアン大王がイースタルドを統一し、自ら皇帝と称して国号をゼスキアとした。のちにサイダル王が統一を成し遂げ、唯一の王となったが、戦後処理を終えると進んでゼスキア帝室に王位を返上し、臣となった。現在のゼスキアに王はいない。ゼスキア皇帝キャスタルハロルとその一族は実権を持たず、統一ゼスキアの『象徴』として形式的、儀礼的な行為を行っている。

【公国】

サイダル

イースタルドの南部西海岸を領土とし、約二百年前からウェスタルドと交易を行ってきた。国土に鉄や銅、金、銀などの鉱山を有しており、首都である「鉄の都」クリオハランの建築物には金属がふんだんに用いられている。

レドラッド

イースタルドの東中央部を領土としていた。首都ロンダキアはイースタルドでもっとも古い都市であり、「古都」と称されていたが、統一戦争終結後はこの地に遷都され、「新都」と呼ばれるようになる。統一ゼスキアの中枢として整備されつつあり、ノース(北区)には首相官邸やドロテア本部を含めた中央庁舎が置かれている。

ティムーン

イースタルドの西中央部から西岸までを領土としていた。もともと部族連合国家であり、七十六の部族が複雑な変遷を辿って一つの国にまとまってからも争いが絶えなかった。古くから建物の高さを競う風習があり、高い塔を建てる技術が発達した。首都である「塔の都」イズハラートには、その名の通り塔がひしめいている。

シンクエンジュ

イースタルドの中央部を領土としていた。首都である「水の都」リェンムゥは澄みきった湖の畔にあり、街中に水路が巡らされ、上下水道も完全に整備されている。かつてイースタルドでもっとも美しい国とされていた。

ファナチカ

イースタルドの北部を領土としていた。首都である「氷都」ペトロガには溶けることのない氷屋や氷城が建ち並ぶ。土地の過半が凍原と針葉樹林帯に覆われているが、遥か太古には高度な狩猟文明が栄えていた。

カルオー

イースタルドの東部を領土としていた。国名は先住民エチカの言語で光舞う地を意味する「カラゥオ」に由来するという。領土に半島や諸島を含む多民族国家であり、独特の文化が形成されている。首都ツバルは港町として発展し、大小の運河が整備されている。