特定の条件を満たした自然環境下で発生する。外形は羽の生えた半透明の生物。しかし、ごく少数の例外を除いて、人間は通常、妖精原体を目視できない。動物に憑依することで不思議な力を持つ妖精成体となる。
妖精原体は動物に憑依することで妖精成体へと変成する。少なくとも「半分」は動物なので、目に見える。個体差が大きいが、異形の獣といった姿をしている。妖精成体の心臓には妖精器官と呼ばれる組織が密着しており、これが破壊されれば妖精成体は死ぬ。
特定の条件を満たしており、妖精原体が発生しうる土地。かつてはイースタルド中に点在していたとされる。妖精原体の乱獲と環境破壊によって激減し、ほとんど現存していない。
妖精兵が使役する分身のごとき存在。強大な戦闘力を誇るもの、監視・偵察などに特化したものなど、様々な特性を持ち、妖精成体のような不思議な力を有する。妖精が損傷すると、妖精兵はその度合いに応じて痛みを感じる。非常に大きな打撃を被り、失神することもある。妖精が損壊すればするほど、再び出現させるのに時間を要する。
妖精成体から摘出した妖精器官を体内に移植する「妖精器官摘出移植術」を受けた特別な兵士。妖精の力を分身のような存在として出現させ、使役できる。
通常、人間は妖精原体を目視できないため、特殊な生成法によってつくられた妖精視晶壁を透かし見ることによって、その姿をとらえることができる。単に、晶壁、とも呼ばれる。
妖精原体から抽出した純粋霊素と培養動物の体細胞を混合してオーガンと呼ばれる構造物を生成し、人工的に形成した外殻と骨格に注入することによって生みだされる妖精。 操者の命令に従って半自動的に稼働する「自動兵型」と、搭乗者の操作を必要とする「乗用型」・「運搬型」がある。統一ゼスキアではサイダル軍の主力だった旧型の「サイデンⅦ型」が使われていたが、終戦10周年の節目として新型の人工妖精「ゼルンⅠ型」が開発され、その一部はすでにロンダキア市内の警備に配備されている。
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